(この記事は短文です)
働き方改革という言葉自体はだいぶ浸透してきたように思いますが、
「一億総活躍社会実現 」をかかげている、働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革……らしいのですが……
正直、あれは企業のため? 国のため? と疑問に思うところもあるのです。
例えばその一環である残業時間の制限。
毎年、年度末までの時期
急激に忙しくなる職種もあります。
わが家の主人も、例年なら3月半ばくらいまでは、遅くまで残業して帰宅するというパターンが当たり前でした。
しかし今年は忙しいにもかかわらず、定時で帰ってくることの方が多く、帰ると遅くまで自分のパソコンで仕事の続きをしているのです。
職場では会社のパソコンを使っており、家で夫が使うのはデスクトップ型なので、自宅だけで使っています。
そして、パソコンの調子が悪いと、パソコンに向かってブツブツ文句を言っています。
最近余計に調子が悪いため、一部買い替えることにしたようです。
夫は普段、プライベートではタブレットやスマホをずっと見たりしているので、仕事以外ではあまりパソコンを使いません。
なので調子が悪くてもそんなに影響はないところなのですが、仕事で使うとなるとそういうわけにもいかず……。
聞けば、働き方改革であまり残業はできないとのこと。
仕事の都合上、パソコン入力作業は日中の他の業務を終えてからでないと
なかなかできない内容なので、どうしても就業時間の終わりでないと取り組めないらしいのです。
残業ができないのであれば、家でするしかなく、挙句の果てにパソコンに文句を言いながらなんだか不機嫌になっている。
それって??????
働き方改革とか言ってるけど、
我が家の夫のように職場で残業させてもらえない部分は自宅でするしかないというのは、社員にとっては何のメリットもありません。
国から、「こうしてください、ああしてください」と一方通行のように通達がでますが、
会社にとってはそれらはどこかでメリットもあるのかもしれません。
ですが、
それぞれの会社の体系や雇用状況他、いろいろな実状を加味し
企業個々の働き方改革の在り方を根本から掘り下げて考察し、運用してもらえたら
と感じます。
作業に充てる時間を確保できないため、定時に帰宅して自宅でこなす……
なんか腑に落ちないのです……。
たまたま夫の場合は、いち日の就業時間だけではやり終えることのできない、
【仕事が増える時期】というのがあるためにこういうことが起こっているのですが、
働き方改革で楽になったというサラリーマンなどもたくさんいらっしゃるのでしょうけれど、
全ての労働者が恩恵を被るとは限らないと思います。
それどころか、逆にデメリットの方が大きかったりすることもあるのだということを察していただきたいと感じました。