鹿之助です。
冬季北京オリンピックが閉幕しました。
いろんなドラマがあって、圧倒されたり、ただただ見入ってしまったり、悔しさが痛いほど感じられたり。
周囲の我々には「この選手はきっと素晴らしい結果を見せてくれる」
そんな、ある意味他人勝手な思いがあったかもしれません。
でもそんな思いが選手にとって重くのしかかってしまっていた部分もあったのでしょうね。
もちろん選手自体も自分自身に「やれる」という覚悟を持って挑んだことは間違いないでしょうけれど。
オリンピックに出場した選手たちのここまでの道のりは華々しさの裏にある測り知れない努力や汗や涙や焦り。
落ち込んだこともあったかもしれない。
でもそんないろんなことを乗り越えて手にしたオリンピック出場。
周りの期待の大きさに持ち合わせているはずの力が十分に発揮できなかった人もいたかもしれません。
思わぬハプニングに見舞われ悔しい思いをされた選手もいました。
勝って当たり前、そんなふうに思われているんだろうと勝手に自分自身を追い込んだ選手もいたのではないでしょうか。
あんなにこの日を目指して真剣に頑張ってきたのに……。
そんなことを思うと、本当にすべての選手の皆さんに喝采を送りたいですよね。
女子カーリング、ロコソラーレへの期待も大きなものだったように思います。
前回の平昌オリンピックで銅メダルを勝ち取り世間では一気に彼女たちへの関心が高まりました。
今回、ロコソラーレのメダルは前回より一つ上の銀。
けれども彼女たちにとってみれば前回より悔しいメダルの色だったのはすごくわかるような気がします。
昨年の夏季東京オリンピックのとき感じたことがまた甦りました。
勝って得るメダルと
負けて得るメダル
「こんなに悔しい表彰台ってあるんだな」
表彰台の上でのこの大きな違いに藤沢五月選手の言葉が痛いです。
でも、私たちはカーリングだけでなく、全ての競技の選手の方々にたくさんの感動をいただいたことは言うまでもありません。
メダルを獲るということはオリンピックに出場するにあたってそこを目指すのは当然ですが、私たち外部のものからすれば、メダル獲得だけが賞賛の的ではありません。
平昌オリンピックからの4年間の努力は報われたと思います。
そしてまた4年後のオリンピックへの大きな力になったことと思います。
選手の皆さんの素晴らしい活躍を心から賞賛します。
そして何よりも皆さんの笑顔がとても素敵でしたし、「良かった」って思うことができました。
大きな拍手を送りたいです。
選手の皆さん、お疲れさまでした。
そしてありきたりですが、感動をありがとうございました!