緊急非常事態宣言下の4都府県
効果のほどはまだはっきりしませんが
でも
残念ながら
期待していたほどではないようですね。
その前に、世間の人や政府、
該当都府県知事の方々からの当初の期待が
どの程度であったのかは、わかりませんけど。
こんにちは、鹿之助です。
今回で3度目となる緊急事態宣言。
今回は短期間に設定されています。
もちろん短期で感染者数減少が格段に効果があらわれれば
それがいちばんよいのは言うまでもありませんが。
しかし現状をみると
まだまだ街を行きかう人々の数は多いし、
毎日の感染者数も宣言前からあまり変化は見られないようです。
それどころか、宣言前よりも増加しているところもあります。
なぜ、短期集中にこだわったのでしょう?
おそらく
社会経済、国民経済への影響が、もちろんいちばんの要因でしょうけれども
私が思うに
オリンピックのことが絡んでくることも大きな懸念ではないかと感じられます。
オリンピックが開会されるのに、
肝心の開催国である日本、東京は、
緊急非常事態宣言下にある……と、
そんなことになったら困るからではないだろうか
そんなふうに思いました。
しかし冷静に考えて
かなり前からその可能性は
あり得なくはないと考えられたはずだと思います。
ならばもう少し早い段階で
もしくは前回の非常事態宣言の期間を
もっとしっかりとっておいたほうが良かったのでは? と思います。
非常事態宣言が出ると、そして長引くと
国民に大きな負担が押し迫ってきます。
国民も自分勝手で
長ければ長いで生活ができなくなると苦情を言い
短ければ短くてまた、そんなことじゃすぐにリバウンドするだろうと
文句を言い
たしかに言いたい放題です。
けれども中途半端な期限を設けて期日が迫ってきてから
「このままでは改善の見込みは無いからやっぱりもう少し伸ばそう」
なんて、直前になって延長したりしている不安定な現状は
余計に飲食店などの経済的、精神的負担を増大させます。
それでは国民は振り回されるばかりです。
「お店を再開できる」
そう思っていた矢先にまた延長……。
その場しのぎのような補償や支援金。
そんなことの繰り返しばかりしていても
逆にあらゆる方面の負担は
国としてもかえって大きなものになるのではないでしょうか?
コロナの影響で収入が変動する人と
コロナであっても収入に影響を受けない人
ほとんど影響を受けない人たちは
影響をもろに受ける人たちのことを
本気で考えてあげていますか?
それが給与明細にあまり影響を受けない方々(国民から選ばれた人たち)の一番の仕事であると感じます。
本気で考えてあげることが
コロナ感染者減少に向かわせる可能性を
大きくする気がします。
また、さらに電車の便数も減らしたりしていますが
それもかえって電車利用者の混雑で「密」を逆に誘導している現状です。
しかも夜間遅い電車を利用する人は
かなずしもお酒を飲んだり食事会をする人ばかりではありません。
やむを得なく遅い時間の移動を必要とする人もたくさんいます。
夜間の営業短縮で密を防ぐという思わくは
その反動の方がはるかに大きくなり
別のかたちで新たな「密」が
いたるところで発生しているのです。
緊急事態宣言の再三の発令
そろそろ国民も慣れと疲れが生じてきて
「またか」
「自分ひとりくらい〇〇しても大丈夫だろう」
「開店しなきゃやっていけないから」
「もうどうでもいいや」
こういう状態で感染者数減少は期待できないことは明らかではないでしょうか。
思い切った休業補償や支援金の給付を行い
徹底した感染予防策を講じ
そのうえでしっかり長めの緊急事態宣言を
はじめから出しておく
その方が
遠回りに見えて実は
感染者数減少に向けての早道のような気がします。
ただ一番肝心なことは
国民がだれもそのことを理解し
自分の身は自分で守る
大切な人を守るためにも
まず、自分が強い意志を持って自覚しなければならないでしょう。
人を責めるのでなく
協力的な態度を示していかなければならないと思います。
風評被害などもってのほかです。
今、誰も同じ環境に居るのです。
世界中が同じ環境に居るのです。
新型コロナ対策
原点に返ってヘタに複雑化せず
もっとわかりやすく
安心して自粛できる状況を
みんな期待していると思います。
あくまでも私個人の思いですが……。
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