(2019年9月投稿記事)
ブログ🔰マークの島根の主婦、鹿之助です。
今回、台風15号で甚大な被害に胸を痛めています。
未だ復旧しない電気や水道などのライフラインに加え、熱中症による被害も多く報道されています。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
前回の記事に、神在月には出雲へどうぞみたいなこと、書かせていただきました。
先月もお盆の頃に、大型の台風が日本列島を横断したんですが、その時ふと
「あれ? 台 風って今どの辺り?」
そう思って天気予報で調べたら、
ギョ⁉ えっ? 島根県出雲地方上空?
ここら辺りストライクゾーン! にしてもこの静けさ何なんだ? と。
よほど大きな台風の目?
風もなく、雨もほとんど降らず……これ、本当に台風直撃地域? と思わざるを得ないような穏やかな状況でした。
(島根県出雲市稲佐の浜)
それにしても地球温暖化の影響でしょうか、年々自然災害の規模は拡大してきていると感じられますよね。
いまさら言うまでもなく、全世界が真剣に向き合わなくてはならない問題ですね。
ITとか電化等によって、世の中が急速に進歩を遂げる裏に、こういった人智ではどうにも避けられない大自然の抗いきれぬ力に、何か矛盾を感じてしまいます。
自然災害の中で、何に一番困るのかを考えたとき、悲しいかな、それは人の手によって創られたものに私たちは翻弄されるということです。
人の手によって建設された建物や道路が破壊されたことにより、人命に被害を被ったり行く手を遮られ途方にくれたり
人の手によって創られた電気や水道、ガスなどのライフラインが断たれ生きる気力すらうすれていったり
人の手によって開発された通信手段や、最新医療技術が駆使できなかったりなど
私たちはなす術もなく立ち往生するばかりです。
それらがあったことで便利さとか、快適な環境,くらしの中で当たり前のように過ごしてきているけれど、昔はみんな無かったんですよね。
無かったけれどそれが当たり前で、無かったなりに知恵を絞って自然と共生しながら生きてきたわけです。
だからと言って、昨今の生活環境では、一昔前の暮らしのスタイルに戻るには無理があります。
今できることは何だろうと考えたとき、やはり現代においては希薄になってしまった人と人とのつながりや思いやり、そんなありふれたこと、でもとても大事なことを私たちは失ってはいけないし、その思いからの次へのなすべき行動が見えてくるのではないのでしょうか。
一歩づつでも歩みだしてもらうための、心の思いのひと言を差し伸べるだけでも少しは立ち直るきっかけになることもあるのではと信じたいです。
人と人とのご縁、あらゆる物とのご縁、何らかの意味がきっとあるはずです。
(島根県 出雲大社神楽殿大しめ縄)
神々の国
ご縁の神様の宿る
出雲の地から
一日も早い復興と、幸多かれとお祈りいたします。